「ななちゃん、7か月でおすわり」
という国試対策の語呂がありまして、懐かしいです。
7か月児相談で何をみますか?
と尋ねて、「おすわり」と返ってくるのは少し寂しいものがあります。
そんなに7か月でおすわりって大事かなぁ。
練習させなきゃいけないみたいにしたのは、
私たち保健師…かもしれない。
座れないと離乳食食べられない?
いやいや、食べることよりも先に姿勢発達の方をみてあげて。
結局、からだが自分で支えられないと、顎も舌も安定しないんだから、本末転倒だよ。
根っこを育てようとしないで、見た目だけよくしようとしても無理があるよ。
おすわりだって、食べることだって、からだの育ちの積み重ねの結晶。
目先の結果にとらわれず、地道にいこうと提案できるのも保健師の強みなのでは?
7か月で何をみるのか、うつぶせ姿勢は手掌支持までいけてる?
右にも左にも360°ピボットターン。
早い子は前方のパラシュート反応も。
それがしっかり出てれば座位も可能に。
とにかく床と友達。
這うことを大切にして。
おすわりはうつぶせから自分でできるようになるから。
前方のパラシュートも出ていないのに、おすわりの練習を勧めるのはアセスメントができてないよ。
おすわりの練習は這うことだよ。
ランドー反応で下半身の反応が上半身よりも若干遅れる子は、腰のすわりがゆっくりなタイプ。股関節もすごくやわらかいから、自分のからだをうまく固定して使うことに時間がかかる。
四つ這いのはいはいができ始めてからのおすわりになるんじゃないかな。
みんな生まれ持ったからだを自分で使いこなして、できるだけ疲れにくいからだの使い方を習得できるといいですよね。