長女が年長になった頃、まだ4月なのに
「節分怖い。休みたい」
とふと思い出して何度も泣くようになりました。
「まだまだ先の話やん」
「嫌なら休めばいいやん」
と夫と言っていました。
「先生に言って」と言われ、
「自分で言いや」ということで、
『娘から話したいことがあるそうなので聞いてやってください』と連絡欄に書きました。
「先生が守ってあげるけん大丈夫」と言われたと。長女は納得していない様子。
ふと思い出しては泣かれ、共感を示しながらも「もう泣くなやー」と締めるしかない日々。
まぁなるようになるとは思いながらも。
さぁどうなるかなと気にはかけていました。
冬になって、そういえば最近言わんなったなぁ。ヨシヨシ。
と半ば都合よく思って何も言いませんでした。
「鬼」って言葉を出さないようにして。
節分が近づいてきて、保育所で鬼のお面を作りましたとホワイトボードに書かれてあって、大丈夫やったんかなぁ?と思ったけれど、長女は何も言わないので私は何も言いませんでした。
保育所で3枚も鬼の絵を描いたと持って帰ってきた日もありました。
それまで薄々感じてはいましたが、
「この子、ホントは節分乗り越えたいんやな」
と思いました。
節分集会の前日の夕食で、
「明日行きたくない」
と泣き始めました。
でもきっとこの子は乗り越えたいんだろう。
「先生に守ってもらいや。後ろに隠れとったら先生の体で隠れるよ(笑)」
と先生には大変失礼なことを言いました(笑)
当日の朝も行きたくなさげでしたが、
「本当は乗り越えたいんやろう?」
と言いながら、夫に連れて行ってもらいました。
どうなったかなぁ?と気にしながら私がお迎えに行くと、
「一度も泣かんかった~」
とケロッとしていました。
鬼が来た時に外にいたらしく?
先生もいろいろ配慮してくれたのかなと思います。
ちなみに次女は、ロッカーに隠れて泣いていたそうです。
1年の中で節分だけはガチでやる先生たち。
なんで節分だけ?
と思っていましたが、先生には先生のねがいがあって、
怖いものにも立ち向かう自分。
頑張りたい自分。
誇れる自分。
そんな自分と出会ってほしいねがいがそこにはあるのかもしれません。
そして、長女自身も怖さと向き合いながら、
頑張りたい自分との間で揺れ動いていたのだと思います。
葛藤しているとわかっていながらも、
親としては泣かれると毎回毎回勘弁してくれとなりがち。
でも、今日参加したオンラインセミナーの実践報告を聴いていたら、
やっぱり心の揺れって大事やなと思い、節分のことを書きたくなった次第です。
これからも自身の子育てを通して感じたことや、子どものからだやこころのことを伝えていきたいと思います。